18年度は5948億円黒字=9年連続も見通し厳しく-協会けんぽ

全国健康保険協会は5日、中小企業の従業員や家族が加入する健康保険(協会けんぽ)の2018年度決算見込みが5948億円の黒字になったと発表した。黒字は9年連続で、協会けんぽの発足以降で過去最高額。加入者が増え、保険料収入が伸びたためとみられる。ただ、国の補助金を差し引けば収支は赤字構造のままで、高齢化の進展により財政状況はさらに厳しくなる見通しだ。
収入は前年度比4.0%増の10兆3461億円。このうち、1兆1850億円は国からの補助金などに頼る。保険料を負担する被保険者数は2.7%伸びた。社会保険の適用拡大により、加入の増加傾向が続いている。被保険者1人当たりの平均賃金(平均標準報酬月額)は1.2%増。
支出は2.6%増の9兆7513億円。内訳は、高齢者医療を支えるための拠出金が3兆4992億円でほぼ横ばいだった。団塊の世代がすべて後期高齢者となる25年度に向けて、拠出金負担は上昇の一途をたどる可能性が高く、同協会は早ければ23年度にも収支が赤字に転落すると予測している。
黒字分を積み立てる準備金の残高は2兆8521億円となった。

出典:時事ドットコムニュース 2019年07月05日16時15分